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60代 女性
飯田市
おしりが寝起きの際に痛みが2年ほど前からあり、半年前から足の突っ張る感じが出てきました。何件か整体や接骨院に通いましたがあまり変わらなかったので、この度知人の紹介でお世話になりました。尾骨というおしりの骨が悪いようで、治療していただきました。その晩はいつもより痛みが少なくて眠れました。4回ほど通った現時点で足の突っ張る感じはなくなりました。おしりの痛みは楽になってきてるけど、まだたまに出るのでもう少しお世話になろうと思います。
腰痛には、姿勢の崩れ・神経のトラブル・関節や椎間板の変化など、さまざまな要因が関係しています。
代表的な症状名としては、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、すべり症、仙腸関節炎などが挙げられます。
ここでは、痛みが出る部位ごとに多い原因や特徴を解説します。

1.広い範囲の片側の腰痛
①足からの影響(筋膜のつながり)
足の筋肉が硬くなったり、緊張が強い状態が続くと、筋膜のつながりによって背中の筋肉まで緊張が波及します。その結果、背中のこわばりや広い範囲で重い痛みを感じることがあります。
このタイプは急性の痛みにも、慢性的な張りだるさにも関係しています。
②腰椎の回旋によるアンバランス
もう一つの特徴は、腰椎(腰の骨)の回旋です。「ずれている」という表現は避けますが、実際にはレントゲン上には写らない大きさの動きや位置左右差ガ生じている状態です。このねじれが続くと筋肉に緊張バランスが崩れ、広範囲の痛みになります。

草取りや重い荷物を持ち上げる動作で起こる腰痛で、骨盤に強い歪みが生じる。いわゆるぎっくり腰が発生します。痛みは強いですが矯正施術することで2日ほどで改善することが多いです。
③下部肋骨の制限による腰方形筋の緊張
円背や側湾などの姿勢保持の影響で、腰方形筋が常に緊張していることがあります。
これにより腰の張りや広い範囲の重だるさを感じることがあります。
2.腰仙関節の痛み
腰骨と仙骨のつなぎ目である腰仙関節に小さな範囲でじわじわと痛みが出るタイプです。
動き出しにギクッと痛むこともあります。
①慢性型腰痛の背景(交感神経・硬膜の影響)
慢性的な肩こりや腰痛には、交感神経の興奮や神経の緊張によって背骨の可動域が悪くなることがあります。
特に下位頸椎や腰椎は脊柱のカーブの切り替わりの部分は負荷がかかることで痛みが発生しやすい部位です。
交感神経の緊張は背中の硬さの原因になります。体の疲れが影響します。脱水や寝不足に注意したいとこです。この問題は腰だけを見ても改善が難しく全身のバランスを整える(オステオパシー)が必要になります。

全身の神経の緊張が腰にくるのです。ストレス時代の問題です。
②腰椎4番・5番のねじれ・位置のアンバランス
腰椎の4番または5番の動きに左右差が生じること、腰の可動性が低下し、動くたびに違和感や痛みを感じることがあります。
この部分は体の土台にあたるため、小さなズレでも強い痛みを起こすことがあります。
3.仙骨部の痛み
腰のすぐ下、お尻の中央あたりにある仙骨周辺の痛みには、いくつかのタイプがあります。
①仙腸関節の痛み
いわゆる「骨盤の歪み」と呼ばれる状態に近いものです。
仙骨と寛骨(骨盤の両側の骨)の位置関係が崩れることで、関節にストレスがかかり、寝返りのしづらさや抜けるような鋭い痛みが出ることがあります
原因としては
・足首の動きの悪さ
・尻もちをついた衝撃
・足の踏み外し
・長時間の床やソファ座りや運転
が挙げられます。
②仙骨孔の痛み
仙骨には神経が通る小さな穴(仙骨孔)があり、ここに神経の緊張が起こると、仙骨そのものに痛みが出ることがあります。
このタイプは、寝ているときに「落ち着かず、もぞもぞしたくなる」ような不快感を伴うこともあります。
4.神経性の腰痛(新型腰痛)
最近増えているのが、神経の緊張による腰痛です。
腰神経や上殿神経の過敏状態が続くことで、腰や骨盤周囲に慢性的な痛みや痺れを感じるタイプです。
特に上殿神経の痛みは、骨盤底の筋肉の硬さと関係が深く
・長時間のデスクワーク
・硬い椅子や座面
・足の冷え
などが大きな要因になります。
これらの痛みは、腰そのものだけでなく、足首・骨盤・神経・姿勢といった全体の連動から生まれます。
そのため、腰だけを施術しても再発しやすく、全身のつながりを整える整体が効果的です。

5.尾骨痛
尾骨の前側には交換神経が付着しており、自律神経や骨盤底筋が緊張すると尾骨が硬くなり、尾骨神経に圧痛が出やすくなります。
長時間の座位やストレス、冷えなどでも悪化します。
6.坐骨神経痛(神経性腰痛)
股関節の位置の悪さや動きの硬さが原因で坐骨神経に刺激が入るタイプです。
坐骨神経は体の中で最も長い神経で、腰から足先まで伸びています。どこかに引っ張られたり圧迫されたりすることでお尻や太ももに痛みが出ます。
骨盤の歪みと全身の関係

骨盤の傾きやねじれは、足や上半身の状態とも深く関係しています。
・扁平足・凹足
・肩の高さや左右差
・首や肩のコリ
骨盤前傾や骨盤の開きタイプの方は、
・痔や膀胱のトラブル
・女性では骨盤腔の鬱血を伴う子宮・卵巣の機能低下やすべり症との関連
イタミマイナスの施術方針
当院では最も大切にすることは原因の追及です。「どこが痛いか」ではなく、「なぜそこに痛みが出ているのか」を丁寧に見極めます。
1.詳しいカウンセリングで痛みの経緯を確認
2.姿勢・動作・呼吸・神経の状態を検査
3.原因に合わせたオステオパシー施術・運動療法の設定
痛みをマイナスにするために、体全体を整え、自然に動ける状態へと導いていきます。

なお、排せつや手指の動きが悪くなるなどの問題が見られる場合には、医療機関の受診をおすすめすることもあります。
日常生活の指導としては
1.なるべくコルセットなどの固定を外して、腹横筋という筋肉の力をつけていく。
2.歩くことや早歩きによる下肢・体幹筋の筋力増強を図る。
ことを目的にしています。
「腰痛をくり返す」その理由を一緒に見つけましょう。
飯田市で腰痛の根本改善を目指すなら、イタミマイナスにご相談ください。
下記の動画は自分でできる体操の決定版です。効果の大小はありますが、誰がやっても腰痛が改善する内容です。是非お試しください