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NHKのチョイス(脊柱管狭窄症)を見て。

先週土曜日のNHKの特集で脊柱管狭窄症だったので、食事を取りながら見てました。

健康への道のりはチョイスの連続 と司会の八嶋さんが言う。なんかこのコメントだけで心を掴まれる。

そうそう、チョイスが大事なのよ。

脊柱管狭窄症は高齢者の10人に1人が罹患するということだ。

こういう番組は本当に説明が上手で、いつも自分が説明をする時に参考にしている。

さて、この番組で面白いのは、手術の直後でスッキリしない、痛みも痺れもスッキリしないという事例を紹介している。これは、圧迫されている神経が再生するには時間がかかるという事だ。当事例は7ヶ月後まで回復に時間が必要で、そこでゴルフをやれるまでに回復したという事だ。

ここで大事なのは、神経の回復には時間がかかるということだ。

私も、神経系の症状の方には『これは時間がかかる問題なんです。』という話をする。ある一定期間、神経を除圧された状態にしないといけない。ここが難しい問題なんです。特に、痺れはよりそうなんです。

この番組で、あぁー常識が変わったなぁと思うのが、手術を回避するのに運動を勧めている事。

加えて、手術後の方も”運動療法”をすることを勧めている。コメンテーターの早稲田大学の金岡先生は『手術をする必要がある方は全体の1〜2割』とも言っている。1.脊柱管を広げる。2.体幹を安定を支えるは必須とのこと

私も、狭窄症や腰痛は運動療法が必須だと思っている。できる限り運動をお願いしている。

運動は下記の記事をご参考いただければと思う。ちなみに、番組内で教えてくださっている理学療法士の成田先生は私が新人の頃に何度か講座でお世話になった。相変わらず、おしゃれでかっこいい先生だ。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1390.html

さて、さらに番組はニセ脊柱管狭窄症の話に続く。これは脊柱管狭窄症かと思われるが、実際に筋肉や感覚の検査を行うと脊柱管狭窄症ではないというものだ。

お尻の筋肉の問題という事だ。これ実は結構あります。この問題は私たちみたいにリハビリの仕事の人が上手に動かしてあげると良くなる。

この前もめちゃくちゃ痛くなってしまい歩けないレベルの人も一回で随分良くなって2回目に見た時に

「せんせぇ〜、嬉しい。痛くない。」とのこと

「良かったですね。」と話たら

「でも、少し痛いの。」とのこと

私は繰り返す「痛くない。でも少し痛いんですね。」

昔、そんなラー油がありましたよね。『辛そうで辛くない少し辛いラー油』。。。
なんかツボに入ってしまい。ずっと考えてました。『痛そうで痛くない少し痛い狭窄症』

だから、やっぱり検査は大事だ。筋力と感覚を検査をし、神経の圧迫を誘発するテストをちゃんと確認して施術をする。これこそが専門性だ。ちなみによくわかんない場合は病院の受診を促します。

最後に脊柱管狭窄症のベストチョイスの道を金岡先生はこう語る

治療は運動療法が基本 手術が必要かどうかを見極める!

続けて、理学療法士の成田先生は

発症する前こそ 予防として運動療法を!

ということだ、脊柱管狭窄症が手術ではなく、運動療法が大事だという事に変わった。

脊柱管狭窄症の時代が変わった。そんな風に感じた。