首の痛みが強く、夜起きてしまう。手の痺れ、寝起きの際に首が痛いということでお越しになった。
長い間、近所の接骨院に通っていたが治らないとのことでした。
首を支えながら寝起きをされており、首を回す、横に倒すことがほとんどできない状態でした。1ヶ月で3回程度拝見させて頂き、痛みが軽減しそこから1ヶ月に一回ほどメンテナンスさせて頂いてます。
首の痛みが軽減して、朝まで寝られる様になり。仕事の後、夕食の時に頭が痛くなりご飯をあまり食べられない時があったそうですがそれが無くなったそうです。
首の痛みは、首や胸郭出口の緊張から頭痛になりやすいのではと考えています。
しかしながら、首が硬いからといって、首の筋肉の緊張を落とすことをやってしまうとだいたい痛みが強くなったり、めまいを起こしたりといい事がありません。
(首の痛みには何度も辛酸を舐めさせられました。いえ、舐めさせました……)
まずは、何が、首の動きを悪くしてしまっているかという綿密な検査が重要かと思っています。多くの場合は、首だけが曲がるということはなく土台である胸郭、さらに土台の骨盤などに問題があり、さらには顎や頭蓋骨の問題など上からの問題が複合していることがあります。
本例の場合には、①神経の動きの悪さ ②骨盤(左股関節)の硬さ がありました。そのために、脊柱の横のずれを伴う腰椎の後弯(猫背)があり、その点に対して初回アプローチしたところ首の動きが良くなっていきました。神経の痛みに関しては動きが良くなってから1ヶ月程度、痛みが出ないという状況まではかかりましたが自然な回復の経過かと思っています。
同じような症状で悩んでいる方へのアドバイスでは、体の歪みなど自分では直す事ができない事もありますので専門家に見てもらうことも良いことだと思います。とご助言くださいました。
体の専門家って言えるようになるのはどこからなんでしょうか。いまだに、学ぶ機会が多いので先生とか言われるのが、恐れ多いです。仕事の内容としては、体の治る力を後押しするという意味でどっちかというとお手伝いさんなんですけどね。しょっちゅう「なんでだろう」とか言ってます。はい。頑張っていきたいと思います。