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自律神経の問題はこのように推移する。

自律神経の問題は以下のように推移すると言われている。

1局所の交感神経緊張

この段階では交感神経の興奮が起こる。交感神経は背骨の胸椎から腰椎にあるため、背中が硬くなるという問題が主になる。また自律神経の最小単位である呼吸筋における吸う筋肉の緊張によって、胸周りが硬くなる。これらのことで自覚症状としては肩こりや首こりという状態を自覚することになる。あるいは、寝違いも一時的な交感神経の過剰な働きで頸長筋の緊張による星状神経節の圧迫あるいは緊張もこの段階の症状として考えられる。いずれも、一時的な反応で2〜3日の間で休息によって改善するが、ストレスの継続によって次の段階に移行する。

2全身の副交感神経の緊張

上記の交感神経の反応による内臓機能の低下に対して、内臓機能を担保するために副交感神経機能が亢進する。これによって交感神経と副交感神経、両方過剰になる。副交感神経は首や骨盤と関係が強く、これによって背骨全体の硬さが増してくる事になる。首の根本や腰痛が症状として発生することになる。この腰痛は腰の根本で発生する痛みで背骨全体の動きが少なくなる事で発生する。また、内臓機能が過剰になることで下痢や逆流性食道炎も発生する。徐脈や倦怠感もこの時期強くなり、常にだるいといった自覚があることもある。

3全身の副交感神経の虚脱と全身の交感神経の緊張

内臓機能の亢進に伴う、ホルモンの過剰が継続できず。ホルモンの枯渇によって副交感神経が機能低下を起こす。これによって血圧の上昇や血糖値の上昇が起こり、肝臓や膵臓の負担が増加する。副交感神経の低下から睡眠が取れなくなり、体を緩める機能が低下する。食事量が食べれなくなる事で痩せ始める方が多い。女性はこのような状態ですと生理不順が起こり、加えてホルモンの働きが得られず不妊になると言われている。全身的に緊張が高まってくるので体が硬くなり、脳が感覚の閾値を下げるために様々な痛みを感じやすくなる。脳が痛みを作ると言われる状況であり、全身で神経痛が発生してくる。また手先や足先で痺れが出ることもある。また、手は冷えて、湿っている状態。この状況は施術のみではなく栄養的な補給によるホルモン産生を復帰できるようにする事と脊柱の柔軟性を確保するための自律神経機能のトレーニングが必要になり回復は長期を要する。

4全身の交感神経虚脱

交感神経も反応性が低下する。中枢感作と言われる状態で、あらゆる刺激に敏感になる。無気力や萎疲労性になる。栄養療法と休息による3の状態への復帰が必要で動く事ができないことが多い。

以上のような経過になると言われている。では、自律神経機能はどのような事がストレスになるか。

1精神的、肉体的な疲労

2睡眠不足

3内臓負担(アルコールの摂取や暴食や偏食)

以上が大きい内容かと思います。また運動不足による心肺機能と筋力の低下は疲労を感じ易い状態にさせることで間接的に関与します。また、これらの自律神経のストレスは免疫機能を低下させるために風邪をひきやすくなったり熱発しやすくなったりします。