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知らないと、寿命が短くなる疲労の話

疲労について、皆さんはどこがつかれているか、ご存じでしょうか?

このことについては梶本修身先生という方が疲労を研究しました。そして、疲労はどこの疲れなのかを明らかにしました。私はこれを知ったときに驚きました。疲労とは身体の疲れではなく、『自律神経』さらに言えば、『脳の視床下部の活性酸素による障害』によって発生する。とのことです。さらに、これらの自律神経の消耗による疲労は脳の『眼窩前頭野』という部分に情報が送られ、人がそれを「体が疲れた」と実際の疲労感として認識するそうです。しかしながら、このSOSサインを前頭葉の異常な興奮状態によって隠してしまう事があり、これが隠れ疲労と言われる状態になります。

すべての動物の中で人間だけが過労死します。疲労を感じられない異常な状態になってしまう事があるのは人だけです。

先日も「先生、食べれなくなっちゃいました。なので、痩せました。あとほとんど眠れないです。」とのことで定期で見させて頂いてる方がお越しになった。もともとは肩や首の痛みでいらっしゃるのだが、ほとんどそのような痛みはないとのこと。上の事を知っているので『これは状態悪いなぁ。。。』と思いつつ、自律神経を調整していくと。ひとしきり眠った後、途中から「あれ、先生、、、腰痛くなってきました。あと、肩もやっぱり痛いです。いつものところです。」と呟いて、また眠り。「やっぱり、疲れてる。帰って寝ます。」という状態に、異様な興奮状態から解放できた様子。疲労は発熱、痛みとともに体からの「三大アラーム」とされています。やはり、これを感じなくなるというのは異様な状態だ。仕事大好き、責任のある立場の方は本当に気を付けないといけないです。

次の病気は、疲れが原因で引き起こされる可能性があるものの代表です。

・脳卒中 ・心筋梗塞 ・がん ・高血圧 ・糖尿病 ・胃炎などの内臓疾患 ・自律神経失調症

・認知症 ・花粉症、じんましんなどのアレルギー ・慢性疼痛 ・変形性関節症 ・神経痛

加えて、従来は疲労は乳酸と言われていましたが、乳酸はむしろ疲労回復のエネルギーとして使われる部分もあり現代は運動の疲労も自律神経の疲労となっています。常識は変わるものですね。