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感情と体と行動と

ここ3日間は研修でお休みをいただいている。今回の研修はソマトエモーショナルリリースだ。簡単に言うと、過去のトラウマによる体の硬くなった部位をいかに楽にするかという技術と考え方だ。

今回はそれに合わせて最近読んでいた本を含め、感情と体の関係性や思うところを書きたいと思う。

人間観察極めたら悩み消えた くらはしまやこ 著

エニアグラムによる性格分析とそれぞれの性格タイプのすれ違いが書いてあり、非常に面白かった。長所と短所は表裏一体で、努力の人も他者を見下す人になってしまうし、優柔不断の人は、人の和を保つ優しい人かもしれない。これはストレス状況によって、いい面が出るか、負の面が出るか切り替わるそうだ。

さて、さらに最も興味深いのは性格によって、姿勢の傾向が違うと言う部分です。ここは抜粋させていただきます。姿勢がいい人は、警戒心が強く完璧主義な人、背中が丸まっている人は、防衛心が強い、体育座りのがクセの人は自分の世界に入りやすい。胸を開いて堂々としているのは、力を示したい人、まばたきが少なく視線も泳がない、じーっと見つめてくる人は心の中に自分の「善悪の基準」がはっきりとあるタイプ。などなど

さらに、性格の欠点や問題の解決にも、著書の中に『思考を変えると言うよりは、まずは体をほぐすことをおすすめしています。縮んだ肩を開いて、緊張を緩めていくと、噛みしめも緩み、本来の(性格的な)柔らかさを取り戻していけます。』と一部の問題ではありますが書いてあります。

これはまさにそのようでして、私達の行動は自身の経験と身体状況に基づいて常に最適にデザインされています。これは近代心理学NLPでも言われており、

NLPモデルにおいても様々な情報を今まで生きてきた中での経験に基づくフィルター介して世界を理解します。その上で、内的表象と状態、生理を土台に行動が発生します。つまり、身体の状況によって行動が変わるんです。まぁ、当然ですよね、身体のだるい時に掃除ができないことありますし、調子がいいと人にも優しくできますよね。ちなみ、この身体状況でも特に大事なのが、免疫と自律神経のコンビだと思っています。ここが整っていると行動も活発で協調的になると思っています。

さらに、最適と言えば、前職場では『運動もその時の身体状況と環境に合わせて、最適な運動が常に紡がれる。』と教わりました。

我々の行動・運動は常に今できる一番だと言うことになります。このような事を深く考えていくと、私たちには自由意思は存在するのかみたいになってきます。まぁ、非常に興味深い内容ですが、今日は置いておきます。

自分を善くしたいと思ったら、そのためには情報入力です。それは知識であり、体に入る感覚であります。これらは行動を変容させます。医療における情報収集能力の高い方はそうでない群に比べ健康で長寿です。

このブログもその一助になれれば幸いです。疲れて自分が嫌いになった時も使ってください。

itami- あなたの大きな人生のデザインの一部に